【着物で安全運転】着崩れない!汚さない!ための3 つのオススメテク&お出かけ準備法 

「和服を着て車を運転していいの?」

「履き物は草履でも大丈夫?」 

「着崩れちゃいそうで不安」 

「着物の裾や足袋を汚したくない」

 そんな風に思って、運転を躊躇したことありませんか? 

ちょっとしたコツをマスターすれば、
着物でも、安全に、着崩れなく、 
そして、もちろん汚したり、着物を傷つけずに 
運転することが可能です。

条例などで、草履や、袂(着物の長い袖)が交通違反になる都道府 県もあるそうなので、
草履、袂の対策法もご紹介しています。

公共交通機関よりもマイカー移動の方が便利な群馬県で 
着付け講師をしている私が、 

「着物で車を運転する時のおすすめアイテム4選」と 

気をつけたいポイントをご紹介します。

車でお出かけする際の参考にしてもらえたら嬉しいです。
よかったら最後までお付き合いください! 

目次

草履は交通違反!安全運転のためのおすすめ履き物「スリッポン」

自動車運転時の履き物については、各都道府県によって規定されているって ご存じですか?

都道府県によっては、スリッパやハイヒール、下駄など、踵が固定されていない履き物は、
交通違反になるので注意が必要です。

そこで、私がお勧めしたいのは、 

草履から”スリッポン”への履き替えです。 

スリッポンがオススメの理由は、安全運転はもちろんですが 
他にも、3つの理由があります。 

理由1 かがまずに履けるから

着物で、かがんだり、しゃがんだりは、大変ですし 

着崩れが心配ですよね。

スリッポンだと、かがまずに履けるので便利です。

理由2 足袋が汚れないから 

草履で運転すると、足袋の踵が床について汚れることがあります。 

足袋が黒く汚れると、意外と目立つし、お出かけ中、ずっと気になることに!

理由3 草履が傷つくから

アクセルペダルを操作するときには踵を起点に動かしますよね。

この時に、思った以上に踵の後ろ部分が床と擦れてしまいます。 
その結果、草履に擦れの傷がついてしまうんです。

お気に入りの草履を守るためにも、靴に履き替えたいと思います。

運転中に帯を潰さない!着崩れ予防の必須アイテム「腰当てクッション」

着物で椅子の背もたれに寄りかかる時は、帯の心配をしますね。 

でも実は、もう1つ着崩れやすいポイントがあります。 

それは、首を美しくスレンダーに見せるために重要な「衣紋」です。
車の場合はヘッドレストがありますので、寄りかかってしまうと帯よりも 前に衣紋が潰れてしまいます。

衣紋は一度でも後ろから押されてしまうと命取りです。
胸元が崩れてパカパカになったら、 
せっかくのお着物が台無しです!!

ということで私は衣紋と帯を死守する為に、

 リクライニングを倒し気味にして、

 ②腰の所にクッションをいれ体を安定させています。 

この2ステップだけで 着崩れを気にせずに、運転できるので 
安全運転にもつながります。 

ちょうどいいクッションがない場合は、 
膝掛けを畳んで厚みを調節して使用してもいいですよ。

ただし、ヘッドレストを使わないということは、
後ろから追突されてし まった時は首のダメージがかかるリスクがあります。

超安全運転しつつ、自己責任の上で判断していただければと思います。

着物を汚れと擦れから守る必須アイテム 「割烹着」

家事をするわけじゃないのに割烹着!?と思った貴方! 

割烹着は、お出かけの時にも使えます。 

割烹着がオススメの理由は3つあります。 

理由① 袂(たもと)が収納されるから

袂(たもと)とは、「長いそで」のことです。 
洋服に比べて長いので、邪魔になりますよね。 

そこで割烹着を着ると、袂がハンドル操作の邪魔にならず安全に運転できます。
また、駐車券を取るとき、窓枠に擦れたり、汚れるのを防いでくれます。

理由② シートベルトから着物を守ってくれる 

シートベルトは普通のハサミでは切れないほど硬いので、
どう考えても着物の生地が負けてしまいます。 

着物にシートベルトが当たらないようにしつつ安全運転するのには、割烹着がベスト! 

運転しない方なら、タオルを肩に掛けてもOKです。

理由③ 着物を日焼けから守ってくれる

紫外線は目には見えませんが、車の窓から差し込む光は強烈です。 

夏以外は特に太ももから膝にかけてバッチリ日が当たってしまいます。
割烹着の生地が一枚あるだけで安心感があります。 

できれば、割烹着は、丈が長く、袖も長い物がオススメです。

因みに、割烹着の購入を検討するなら 
ネットショップなどを探すと、
いかにも「割烹料理屋の女将さん」という感じの真っ白のもの以外に、
お洒落なものもあるのでお気に入りが見つかるといいなと思います。

 割烹着の代わりとしては

「うわっぱり」と言われる丈の短いホームコートのような、
袖が船底型 になっているもの 

二部式着物の上着(袖が船底型のもの)

これらでも袂をカバーしてくれるかなと思います。 

この場合は下半身をカバーする膝掛けなども必要ですね。

袖つけの広いコートがあれば、前向きに着てしまうのもありです。

車に乗る前の準備 

最後に、車でお出かけの際の準備のポイントと注意点をまとめます。

<着物を着る前の準備> 

・エアコンをつけておく 

着物を着ていると極力汗をかきたくないものです。

車に乗る前の準備として、エアコンをつけて車内を適温にしておきたいで すね。 

・草履を載せておく 

車を運転するときは靴を履く(おすすめアイテム1)ので
草履を忘れないように車に載せておきましょう。

 ・シートのポジションを決めておく 

シートはリクライニングを倒して クッションを設置する(おすすめアイテム2)ので、
あらかじめシートポジショ ンを決めておくと慌てずにすみます。

<運転の際の注意点>

私が着物で運転するときは、 着物の裾と一緒に襦袢と裾よけもまくって膝裏にはさんでいます。

これで裾が汚れるのを防ぎます。

さらに足の自由度が増すので運転がしやすくなります。
 運転はしやすいですが、ちょっと恥ずかしい姿なので人には見せられませんね。

おすすめアイテム3の「丈の長い割烹着」なら、隠してくれます。 

膝掛けなどで隠すのもありですが、アクセルなどに巻き込まないように注意してくださいね。 

まとめ

今回は、着物でお出かけする際のオススメアイテム3選と
お出かけ前の準備について、ご紹介しました。 

おすすめアイテム3選は

 1 スリッポン

 2 腰当てクッション 

 3 割烹着 です。 

・安全に 

・着崩れしないで 

・大切な着物や草履を汚れや傷から守りつつ

 楽しくお出かけしていただけたらと思います。 

キモノ着付け教室えみたでは、定期的に体験レッスンをしております。
自分で着物を着られるようになりたい方 もっと着痩せして、スレンダーに見える着付けをしたい方は
ぜひ、こちらからお問い合わせください。 

長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考になれば幸いです。

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