こんにちは。
今回は「着物」ではなく「自転車」のお話です。
中学二年生の息子が、ずっと憧れていたロードバイクにとうとう乗れることに!
……とはいえ、新品ではなく、お下がりのお下がり。なんと13年前のモデル!
そこで今回は、安全に楽しく乗れるように、パーツを交換しながらメンテナンスを行いました。
・古い自転車は、危険だから、買い換えたほうがいいかな?
・自分じゃ自転車メンテナンスは、無理!
と思っている方へ
素人親子が、お下がりのロードバイクをメンテナンスした5ステップを紹介します。
この記事を読めば、きっとあなたも「眠っている自転車、メンテナンスに挑戦してみようかな?」とワクワクしてくるはず。
年代物の自転車の乗り心地が劇的に変わる感動を、ぜひ一緒に味わってください!
憧れのロードバイク!でも13年モノはさすがに不安・・・
「ロードバイクに乗りたい!」という息子の熱い想いが、ついに形になりました。
お下がりにいただいたのは、息子が憧れていた「ジャイアント社製の白いロードバイク」
前オーナーからは「ギアが歯飛びするから気をつけて」との助言をもらいました。
ところが息子が試乗してみても歯飛びが起こらない…🤔 「本当に問題があるのかな?」と思いつつも、13年という年月を考えると、しっかりメンテナンスしておこうと決意!
ステップ1 「状態チェック」からスタート!
私は自転車の専門家ではないので、ネットで調べて以下の項目を確認しました。
また、チェックしてみて、やっぱりプロにお願いしたほうがいいなと思った部分もあったので、「判定」の欄に記載します。
🔍 各パーツの状態確認
☑️ チェーンの状態
- 専門知識がなくても、きっとこれが原因で歯飛びが起こるんだろうと予測。
- 判定:交換決定!
☑️ ギアの状態
スプロケット
- すり減りがあるかわからない
- 交換は難易度高そう…
- 判定:今回は見送り
テンションプーリー
- スプロケットと比べるとすり減っている気がする!
- 交換も比較的簡単そう
- 判定:交換決定!
☑️ブレーキの状態
ワイヤー
- ブレーキレバーを握るとちゃんと動く
- 自転車もきちんと止まる
- 判定:ワイヤーは大丈夫そう!
ブレーキシュー
- ゴムがすり減って溝がわずか
- これは 完全に危険レベル!
- 判定:即交換!
☑️タイヤ・ホイールの状態
- ロードバイクのタイヤって溝がなくてツルツルが普通?
- 後輪はこまめにメンテナンスしていたとの情報あり
- 判定:プロの目で確認してもらおう
☑️その他・後付けパーツ
- ライト・リフレクター
→以前に乗っていた自転車に付けていた物を転用 - バイクスタンド
→付いていないので取り付け決定! - ベル
→付いていないのは大問題!取り付け決定!
ステップ2 今回の作業メニューを決定
状態チェックの結果、自分で作業するところは、以下の5つに決めました。
- 自転車スタンド取り付け
- ベル取り付け
- チェーン交換
- テンションプーリー交換
- ブレーキシュー交換
ステップ3 必要な工具・部品を調達
色々調べた結果、今回はアマゾンで部品を調達しました。
レビューがとても詳しく、まるで教科書のよう!しかも、届くまでが早い!
アマゾンはメンテナンスの強い味方だと思いました。
購入した専用工具
自転車修理に必要な特殊工具があります。
今回購入したのは:
- チェーンカッター
- ミッシングリンクプライヤー
- チェーン摩耗チェッカー
3点セットで購入できて経済的でした!
2000円くらい

交換用パーツ:
- チェーン(シマノ製)
円くらい - テンションプーリー(シマノ製)
円くらい - ブレーキシュー(シマノ製)
1000円くらい - 自転車スタンド(RBRL自転車用品専門メーカー)
2000円くらい - ベル(無名ブランド)
500円くらい
スタンド、ベル以外の、部品は全て安心のシマノ製を購入しました。
ステップ4 メンテナンス作業開始
【作業①】自転車スタンドを取り付け
「かっこ悪いからスタンドは付けたくない!」と息子は渋りましたが、お店や公共の場所に立てかけるのはマナー違反。
「スタンドなしで堂々と使えるのは、大人になって責任を持てるようになってから」と話し合い、納得してもらいました。
赤いボタンを押して長さが調節できる優れもの

【作業②】ベルを取り付け
道路交通法に基づき、ベル装着は義務付けられているのでしっかり取り付けましょう。
細くて目立たないけど、ちゃんと鳴りますよ!

【作業③】チェーン交換|シマノ製を選択!
今回はシマノ製のピンタイプチェーンをチョイス。
もともとついていたのはクイックリンク(ミッシングリンク)タイプのチェーンでした。
白い目印が刺さっているところがクイックリンクです。
チェーンを外す時はプライヤーで挟んで、内側にピンをずらすことで簡単に外れます。
反対に接続するときは、外側に広げるとピンがロックされて外れなくなります。

▼ チェーンのつけ外しは?
- 外すとき:ミッシングリンクプライヤーで簡単に取り外し
- 新しいチェーンの接続:チェーンカッターでピンを押し込んで固定
チェーンカッター = 切るだけじゃなく繋ぐ!
- チェーンを「切る」:ピンを抜いて分離
- チェーンを「繋ぐ」:ピンを押し込んで接続
チェーンカッターの「カッター」は切断用ではなく、ピンの抜き差しに使うんですね。
次回修理するときは、クイックリンクタイプにしようかな。着脱が圧倒的に楽!
【作業④】テンションプーリーを交換!
次はリアディレイラーのテンションプーリーを交換。
テンションプーリーはチェーンの「たるみ」を取り、張りを保つ重要パーツ。
プーリーは2個セットで販売されています。
ガイドプーリーとセットで交換するのが理想ですが、
「ガイドプーリーはそこまですり減ってないし、交換がちょっと難しそう…」という理由で、今回はテンション側だけを交換しました。
プーリーはゴミが溜まりやすいのでブラシでこまめにクリーニングするのが良さそうです!

六角レンチで外して取り付けるだけ!簡単でした。
【作業⑤】ブレーキシュー交換で安全確保!
見た目にも明らかにゴムがすり減っていたブレーキシュー。
安全のためには最重要事項!
ブレーキワイヤーを緩めて古いものを取り外し、新しいものを取り付けるのは簡単でしたが、
角度調整にちょっと苦戦。
車輪と平行、そして干渉しないよう、慎重に固定していきます。
最終的にはぴったり取り付けて、ワイヤーを張って完了!


前輪も同様に交換しました。
👀 タイヤは…大丈夫?気になる“ツルツル感”
ロードバイクといえば、タイヤに溝がない“ツルツル”の見た目が特徴ですよね。最初にこのバイクをチェックしたときも、「これ…タイヤ、すり減ってない?」とちょっと気になりました。
ただ、ロードバイクのタイヤはもともとスリック(溝なし)タイプが多く、初心者には劣化しているかどうかの判断が難しいもの。タイヤは命を預けるパーツでもあるので、ここは自己判断せず、プロの目で見てもらうのが安心!
ということで、タイヤについては後日ショップで確認してもらう予定です。
ステップ5 試乗で安全確認!
🚴♂️ 初ライドでハプニング!?愛車とともに成長する息子
修理後、15分ほど慣らし運転して異常なし!
息子は早速そのロードバイクで作業場(実家)から高崎の自宅までの20kmを走行!
しかし途中、無理して段差を乗り越えようとして盛大に転倒…
腕や膝を流血するケガをしてしまいました。

「痛かったけど、いい勉強になった」とのこと。
バイクに傷はついたけど走行には問題なしで、その後は安全第一で帰宅できたそうです。
自分の命と愛車を守る安全運転の大切さを身をもって学んだ貴重な経験となりました。
「痛い」で済んでよかったと母は胸を撫で下ろしています。
自転車修理は、着物のお手入れに似ている?
今回、古いロードバイクを息子のために丁寧に修理しながら感じたのは——
「自分の大切なものを、手をかけて長く使う」
「譲り受けたものを自分に合わせて大事に使う」って、着物と通じるところがあるなぁ。
大切なものに愛情を込めて、自分の手で整えてあげる。
そんな時間って、なんだか贅沢で、嬉しいですよね。
【まとめ】手をかければ、自転車ももっと楽しく、もっと愛しくなる
今回、13年もののロードバイクを息子のために修理・メンテナンスしながら、「モノに手をかけて育てる喜び」を再認識しました。
今回修理した箇所と使った工具は…
- 自転車スタンド取り付け 六角レンチ
- ベル取り付け プラスドライバー
- チェーン交換 ミッシングリンクプライヤー・チェーンカッター
- テンションプーリー交換 六角レンチ
- ブレーキシュー交換 六角レンチ
購入した特殊工具セット以外は「六角レンチ」と「プラスドライバー」のみで済みました!
新品じゃなくても、自分で整えた愛車には特別な愛着がわきます。
ちょっとした工夫と手間で、安全性も乗り心地も劇的にアップ!
自転車も着物も——大切なものを長く使うという意味では、共通点がたくさんあります。
物置で眠ってしまっている自転車を、あなたの手で甦らせてみませんか?
この記事が「自転車って楽しい!メンテナンスって面白い!挑戦してみよう!」と思うきっかけになったら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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